カテゴリー: other_Lucanidae

  • ディディエールシカクワガタ 飼育記録2024-2026

    ディディエールシカクワガタ 飼育記録2024-2026

    ディディエールシカクワガタ
    Rhaetulus didieri
    マレーシア キャメロンハイランド

    2024.4.29
    京都府の昆虫ショップ、インセクトマングローブ様から、キャメロンハイランド産のフリーサイズペアを購入。累代はCBF1です。

    2024.6.19
    コバシャ小ケースに柔め産卵材1本を埋め込みでセット。水分量は少なめに調整しました。翌月に割り出しを実行し、わずかに初令幼虫4頭を回収しました。材産み種は相変わらずコツがさっぱり掴めず苦手です。

    2024.8.2
    初令幼虫を800ccボトルに投入。餌はDOS生マットを選択し、詰め圧は程々に水分量は多すぎない目安を心がけました。ひとまず室温20℃のブリード部屋にて管理します。

    2025.2.2
    投入から半年経過し3令になりました。この時点で4頭中3頭が生存で全てオス判定。これは羽化ズレを気にせずサイズ狙いに挑戦する良い機会と思い、同マットをガチ詰めした2300ccボトルに全頭を交換。

    交換後は低温ホソアカを管理している17℃±1のワインセラー内にて様子をみることに。大容器管理で温度を下げると、幼虫は壁面にはほとんど現れなくなります。見えないのはどうしても不安になるものですが、しばらくすると生存は確認できていました。

    今回の産地であるキャメロンハイランドですが、夜はかなり冷え込みます。昼間は日差しがあり半袖でも大丈夫なんですけどね。最近は入荷のあるゲンティンの方も似た感じの気候です。やはり現地の気温を考えると17℃は妥当な範囲の温度設定と思います。

    2025.7.11
    知人から譲っていただいた別のワインセラーに移動。試しに18℃±1に設定したところボトル側面に出てきてしまったので、すぐに下げ直し。

    2025.10.29
    全頭がボトル側面で活発に活動していたため、蛹化前の動きと判断。ワインセラーから取り出し通常管理(19-20℃)へ。まもなく一斉に蛹室を作り始めました。

    ここから羽化までは個別の記録となります。

    ●No.1 2026.1.26羽化
    蛹10.0g→73.8mm

    容量交換日体重(投入時)
    1本目800cc2024.8.2
    2本目2300cc2025.2.210.0g
    3本目2300cc2025.7.3016.7g
    →蛹10.0g

    体重の割に顎の伸びている蛹になりました。実際に後続と比較して明らかに還元率も良好でした。

    ●No.2 2026.2.3羽化
    蛹10.0g→69.2mm

    容量交換日体重(投入時)
    1本目800cc2024.8.2
    2本目2300cc2025.2.29.8g
    →蛹10.0g

    こちらは当初から幼虫体重が乗らず、後半戦での挽回も無く羽化した個体。蛹体重自体は一頭目と全く同じ数値ですが、羽化サイズは数ミリ単位で違いが出ています。

    ●No.3 2026.2.6
    蛹14.1g→80.2mm

    容量交換日体重(投入時)
    1本目800cc2024.8.2
    2本目2300cc2025.2.212.8g
    →蛹14.1g

    これでラスト個体です。一回目の交換で最も体重が乗っていた個体。居食いし全ステージで落ち着いており、あまり壁面にも現れませんでした。無駄な体重ロスなしで走り切ってくれた印象で、理想的な育ち方です。

    体重的にもう少しサイズ稼げると思ったのですが、そう簡単にいくものではないですよね。高還元で厳選して累代するなどの基礎的な積み重ねが必要であろうと実感します。

    固まったので最大個体を撮影。大顎基部の外側は突起が鋭く発達しており、個人的お気に入りポイントです。戦闘時にストッパー的な役割があるのではないかと思います。

    まとめ

    初飼育のディディエールシカクワガタ。条件さえしっかり整えれば素直に育ち、特段の気難しさはあまり感じさせない良い虫です。

    残念ながらペアで揃わず一旦累代は終了ですが、今後また良い機会があれば飼育したいと思います。甘えた事言うなと言われそうですが、頭数が少ないので記事にしやすかったです。

    今回使用したマットはお手頃な市販品単体の使用でしたので、その辺りも色々と拘ればさらに上も狙えるのではないでしょうか。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

  • カプレオルスソリアシサビクワガタ |飼育記録vol.1

    カプレオルスソリアシサビクワガタ |飼育記録vol.1

    羽化

  • コツヤクワガタ 飼育記録2024-2025

    コツヤクワガタ 飼育記録2024-2025

    コツヤクワガタ
    Calcodes aeratus
    マレーシア キャメロンハイランド

    2024年2月羽化。累代WF2

    2024年5月に東京都大田区の昆虫ショップBeetle on様の委託コーナーに成虫ペアが置かれていましたので購入しました。入手したペアは触覚がピンと張っていて脚の力がしっかりしているので安心感をもって飼育できます。

    産卵セット
    なかなか飼育難易度の高い種類と思いますが、2024年現在ではGoogle検索だけでもかなり詳しい飼育方法が見れるようになりました。また一部市販品の産卵マットもあるようですが、諸事情により今回は市販品を模したブレンドマットを作成することとしました。とはいえ完全に聞き齧った情報のみでのチャレンジにはなるので、失敗覚悟の手探りとなります。

    ペアリングはプリンカップに水苔を入れて同居させる形をとりました。オスの交尾意欲はかなり活発で、出会うとすぐにメイトガードの体制をとり、早ければ1分ほどで始まります。交尾が完了するとメスは急いで逃げるようです。国産マルバネなどと同様に目視のペアリングが適していると思います。

    コツヤクワガタ ペアリング中

    無加水状態の自作ブレンドマット。

    2024年5月13日
    コバシャ小に自作ブレンドマットを加圧せず詰めます。慎重に加水して様子を見ましたが、赤枯れ効果によりやや団粒化するものの、あまり粘りっ気は無い出来上がりに。ペアリングしたメスを投入しました。

    あまりいじらない方がいいのは分かっているのですが、それでも気になってしまうのが飼育屋の性というもの。セット翌週に試しにセットを暴いてみたところ、複数の卵を発見しました。小型種なだけあって卵も極小サイズです。ひとまずこのセットで間違い無いと判断し継続することとします。途中で線虫が爆沸きしました。次の飼育では雑虫対策も一度考え直します。こういうのは記録に残さないとまた次同じ失敗を繰り返してしまいそうなので。

    コツヤクワガタ 卵

    幼虫飼育
    明らかに産卵数と幼虫数が釣り合っておらず、卵〜初令でかなり落ちちゃってたようです。気になって中身見ちゃダメでしたね。しかし3齢になるとある程度強いのでしょうか?ここまで来れば落ちることも無くなりました。線虫の発生も落ち着き何より。

    3齢期になると幼虫の活動の影響でマットのかさが減るため、逐一新しいマットを上から継ぎ足しました。水分量はそこまで多くなくても生存自体には問題なさそうです。

    2025年2月10日
    遂に繭玉入りを確認しました。度々ケース壁面に顔を出していた幼虫がここ1月はまるで見えなかったため、気になって確認した次第です。しかし幼虫5頭ほどいたはずなんですが、無事繭玉入りしたのはたった2頭。

    2025年4月19日
    繭割でメスの成虫を確認!もう片方の蛹はオスでしたので、無事羽化すればギリギリペアで揃うことに。おそらくこのタイミングで弄るのは良くないのですが、結局気になって触ってしまいますね。

    まるまる一年で1サイクル回るイメージですね。マレー半島のコツヤは毎年3月頃から本格的に野外品が入荷するため、現地でも一年一化なのではないでしょうか。また小型種だけに繭入りから成虫羽化までのスピードも結構早い印象です。

    コツヤといえばグリーンのオスが人気のイメージがありますが、メスも綺麗ですよね。ツヤ、マルバネが下手くそな自分としては、羽化までもっていけただけでも非常に嬉しいです。

    飼育品をペアリングする前にオスが落ちてしまいWDペアを購入。

    追記。
    自分でブレンドしたマットで産卵セットを組み、普通に失敗して絶やしました。無念!
    最後までご覧いただきありがとうございました。