ナミカナブン
Pseudotorynorhina japonica
東京都 大島町
2025.7.27
ヤシャブシ枝先で濃いグリーンのメスを採集。体感ですが23区内の緑地のものより緑系の確率が多い気がします。綺麗でした。ちなみに翌年9月頭に再訪した際には一頭も観察できませんでした。時期ですかね。
まずは産卵セット。ホムセン腐葉土をミキサーで粉砕したものにNマットを混合、無加水・無加圧でコバシャ小容器に入れて完成。飼育はやや難しいという事でどうなるか不安でしたが、1ヶ月後には沢山の幼虫が確認できました。
親メス。

数が多いので数ヶ月おきに糞まみれになります。適宜粉砕した腐葉土を糞と交換します。

2026.4.11
繭入り確認。管理場所が外気温よりやや高温であり、早めのサイクルになってしまいました。食べ残した腐葉土の繊維質で繭を作っており、構造上通気は良さそうです。ちなみに糞だらけのケースでは蛹室作成のため繊維の奪い合いが起きていたように見えます。定期的な餌交換と容量に対して無理のない飼育数が好ましいでしょう。

2026.5.28
多少不全や死亡はありましたが、体感8割は無事に羽化してくれました。クワガタムシ科以外の飼育がほとんど未経験だったこともあり、余計な先入観無しで完遂できた感はあります。






繭入り後は湿気を避けるという話がありますが、今回ルアケ個別管理でカラカラに乾きすぎてしまい、羽化不全と乾物が一定数出ました。最低限の湿度は必要でありやや気難しさがあります。羽化後は1週間ほどでハッチし、そのまま後食が始まってしまいます。見逃してしまうとすぐに絶やしてしまいそうです。
野外で一般的な褐色系は逆に少なく、期待通りのグリーン系に偏って出てくれました。素早く動き回るのと構わず臭いおしっこぶちまけるのでまともな写真を全然撮っていませんでした。

案外すんなり産んでくれず困りました。飼育個体の活動のスイッチに関しては調整にコツがありそうな気がします。今回は結局スイッチは分かりませんでした。去年の条件を思い返して水分量を増やしたところ、寿命ギリギリのところで幼虫を確認しました。後で知人に確認したところ、産卵は湿り気を十分に与えた方が反応が良いとのことです。

後食開始以降の成虫寿命は短いようで、7月に入るとほとんどの個体は落ちてしまいました。本種がインブリードにどこまで耐えるか不明ですが、グリーン選別を重ねた結果が気になります。最後までご覧いただきありがとうございます。

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