クプレオニテンスホソアカクワガタ 飼育記録Vol.1

クプレオニテンスホソアカクワガタ
Cyclommatus cupreonitens
インドネシア スマトラ島 パダン

生体入手
2025年4月7日、八王子のショップKPW様に入っていたWDペアを購入。同年3月29日通関で産地はPadangです。私はホソアカの生体を購入する際には念入りに状態チェックするのですが、今回入手したメスは状態バッチリの印象。ここ2年くらいは触覚の張り具合や足の掴む力、動きなどをしっかり見るようになりました。

♂43mm

クプレオニテンスホソアカクワガタ

♀26mm

クプレオニテンスホソアカクワガタ メス

帰宅途中にクリスラの隙間に挟まったのでしょうか..オスの右顎先が欠けてしまいました。いつもメスは持ち腹でセットするのでオスは使用予定ないのですが、記録として標本に残そうと思っていた矢先で残念!

産卵セット
産卵にはキクロ使用済みマットを使用しました。これが最近の個人的なマイブームで、特に産卵にクセがあるなんて言われるコフキ系キクロでいい感触を得ています。なるべく劣化の少ない羽化ボトルからマットを取り出しているのですが、劣化状態を見て泥化しそうだなと感じた際には新品マットを足すようにしています。もちろん中で幼虫が死んでいるようなボトルは全くオススメできません。

取り出した使用済みマットを撹拌して水分量多めに調整、コバシャ小ケースに下半分を固詰め・上をふんわり詰めで多めの水苔にゼリーを投入してセット完了です。いつも通り20℃管理で材無しセットです。

また孵化後の温度設定は悩みますね。今回購入した産地はパダン(Padang)ですが、より詳細産地の表記がある生体がオークションに出ていたのでチェック。こちらは最大標高2500mとかなりの高標高です。他にはエラフスで有名なMt. Dempo、島内最高標高であるMt. Kerinciが産地としてヒットし、スマトラ島内の独立峰に点々と分布していることが伺えます。

個人的には2023年度の飼育レコードのコメントは温度管理以外の点もとても具体的で、自分もクプレやってみようと思うきっかけの1つでした。色々と調べていく過程で温度管理や餌の条件が定まってきたように思います。まずは無事に幼虫を回収するところですね!

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