2021年11月、青紋ピカールを目指してグリーンピカール♂×青紋♀の掛け合わせで累代をスタート。購入した青紋メスが弱々しい感じで、産卵セットからは結局幼虫7頭しかとれませんでした。また上手く餌が食べれていない個体もいたりで、翌2022年に無事羽化したのは3♂1♀となりました。この時はあまり期待はしていなかったのですが、F1にしてはメスにツヤがあるなという印象でした。
●産卵セット
ケースに市販の産卵用マットを固詰めし、転倒防止の水苔を配置してセットは完了!今回は1メスのみなので、失敗したらライン断絶の危機でした。セット2ヶ月後になんとか16頭の幼虫を確保!もっと数が欲しかったのですが、メスが死んでしまいました…。(飼育下手くそと思われそうな惨めな結果です笑)
●幼虫飼育
800ccクリアボトルに発酵マットを詰めて1本で飼育。交換なし・水分調整無しの適当な飼育になってしまい、サイズは軒並み小さいです。(一部の幼虫は餌がうまく食べれていない感じは見受けられました)
●羽化
2023年9月〜10月にかけて成虫が羽化!!今回もマットが食べられない個体、蛹化時の死亡が目立ち、無事成虫になったのは♂3♀6となりました。青紋もピカールも累代障害の出るタイプの系統なので、どうしても虚弱がちになってしまうのは仕方ないかもしれません。片足の短い奇形も出ました。
そして青紋化したのはなんとメス1匹のみ!前胸に少しだけ特徴出ているのがわかるでしょうか?当初はペアくらい揃うかな〜と楽観的に考えていましたが、残念ながら予想を遥かに下回る確率でした。
青紋ではないものの、ピカールの特徴が強く出た個体は数頭羽化しました!
今のところ青紋ピカール完全体の希望が持てそうです。しかしオスは3頭共に青紋は出ず、前胸は全くといって良いほどピカラズ…
●次世代の掛け合わせについて
残念ながらF2で青紋オスが出なかった以上、次の組み合わせが大きな勝負となりそうです!今手元にある個体のみで時間をかけて完成を目指すか、他所から導入して時短工作するか。完全体出している人はシンプルに尊敬なんですが、そこから買っても二番煎じって言われちゃうのが現実だよなと思ったり。(ピッカピカのグリーンピカールは欲しいですよ)
特に計画して準備していたというわけではないんですが、別ライン(ピカール×青紋のF1)も用意していましたが、メスが全くと言っていいほど艶が無い。いわゆるハズレラインの可能性もありますが、保険としてこのオスに2頭くらい掛け合わせてみても良いのかなと思ったりしました。
●難しい…
青紋ピカール、一からライン構築を始めたとして、完成に4サイクル以上はかかるイメージですよね。うちはホソアカなどがいる都合上、温度を上げてサイクルを短くする工夫もできないんで、よそより時間がかかってしまう気がします。構築から3年目に突入…完成は2025年でしょうかね