大学で知り合った友達と小豆島への観光旅行することになったので、合間の時間を使って少し採集などを楽しんできました。採集メインの旅ではないので成果的には乏しいところはありますが最後までご覧いただけたらと思います。
5/29
高松→小豆島(土庄港)への船へ搭乗。平日でも1時間におよそ1便のペースで出航しています。
初夏の爽やかで蒸し暑さの無い良い天気です。女木島、男木島を通り過ぎて小豆島が見えてきました。山の断崖に加藤清正の採石場跡が確認できます。
出航から約1時間、小豆島へ到着しました。比較的大きな島なので、土庄港付近は工場や住宅街で栄えており、島の各所には飲食店やカフェも充実していて非常に利便性は高いです。ごま油工場があるので、たまにごま油の香ばしい香りが街に漂っています笑。しかし観光地ということもあり、飲食店は平日休業などが多いです。船便はかなり多いですし、休日日帰りの客が多いんでしょう!
付近のレンタサイクルで自転車を借り、宿泊先まで1時間半かけて移動しました。暑くてしんどかったので、冷やしそうめん休憩!冷え冷えで体が復活しました。酸味のあるつけだれが非常に美味しかったです。お土産もそうめんで決まりました。
じっとしていられない性格なので宿到着後すぐに昼の下見へ。植生図でチェックしたところ宿の裏山がちょうどクヌギ林!林道散策中に地元の方にお声をかけていただいたので、クワガタについて情報を聞きつつ、近隣での採集についても認めていただきました。まず最初に見つけたのはやはりコクワ。やはり本土と同じく島での個体数は一番多いといったところでしょうか。時期的に新成虫、越冬個体が両方見られました。あまり居そうにないと思ってのぞいた乾いたクヌギのメクレから越冬のヒラタを発見!サイズも普通でフセツ欠けも多かったので後でリリースしました。
クヌギ根元付近にて休憩中のノコギリも発見。樹上にはかなり良い樹液がありますが、昼の時間帯はスズメバチが多くて近寄れないようですね…自分の行ったポイントは特に蜂が多かったです。このように爆速で3種揃ったので宿に一旦帰還しました。
5/30
小豆島2日目の昼はうどんを食べたりオリーブ公園で観光したり。人も少なく平和でゆっくりとした雰囲気に癒されます。
夕方の散策で道沿いのクヌギを見ているとかなり良いウロのあるクヌギを発見!!中には良いサイズと思われしヒラタをペアで発見!!。入り口が狭くかなり条件の良いウロで、指と落ち枝で攻略するにはあまりに難しいです。あれこれ試すうちに完全に固まって動かなくなってしまいました笑笑。メスはやはり警戒心が強く逃げ足は凄かったです。そしてウロ近くの樹液はスズメバチも集まっており、長居は危険と判断し一旦諦めることに。夜には少しは採りやすい位置に動いてくれることを期待します。
19:00、あのヒラタを仕留めるべく再度出撃!!あのウロがある木の
書籍などではヒラタ採集=深夜みたいなイメージありますが、個人的に陽が落ちて暗くなるあたりで動き回っている個体を発見することは多いです。(私は車を持っていないので、都内ヒラタ採集では終電を意識した採集になりがちというのはありますが…)
これにて小豆島での採集は終わりです。
5/31
ホテルをチェックアウト後はまっすぐ土庄港から高松港へ帰還。クワガタは飛行機に乗せられないので、百均で段ボールを入手し郵便局に持ち込み自宅宛に発送しました。男木島への船はちょうど良い時間に。しかしここで雨が降ってきて気温も下がりました。
小さな船です。出発から40分で到着しました〜
人に懐いているネコチャンで有名な島です。急傾斜な土地に昔ながらの木と瓦の風景が非常に良い雰囲気。島には飲食店が何店舗もありますが、開いているお店は一軒も見つけられず。タコ飯は食べたかったんですが残念!!歩いていると猫は寄ってきます。自分の足に頭を擦り付けて鳴く姿、本当に可愛いです。
帰りの飛行機の時間もあり、散策時間1時間半という恐ろしく短い時間で挑みます。登山道を上がるとクヌギ林は豊富な印象で樹液も各所で見られましたが、結果は何もとれず….。天候などの諸条件は厳しいとはいえ残念!!また機会があればじっくり泊まって調べたい島でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。観光旅行がメインの旅で時間や装備的な制約が多い中ではまあ順当に頑張った方ではないかと思います。また発生時期ももう少し後にピークが来る感じは非常にありましたね。ノコギリもおそらく出始めで小型個体しか得られず、ヒラタはすべて越冬でした。小豆島はとても広いですが、全体的な雑木林の環境は良い状態ですので、全盛期の個体数は普通に良いのではないでしょうか。