ニジイロクワガタ(青紋紫紺)
Phalacrognathus muelleri
オーストラリア クイーンズランド州
コバシャ小ケースマットガチ詰め×3セットから80頭ほどの幼虫が得られました。2025年9月頃〜羽化確認。
当ラインは(加水量の調整を間違えなければ)800ccマットボトル1本で安定して大歯を出せるようになりました。20℃以下の温度で管理し、3世代は同メーカーの生オガで管理している影響もあるかもしれません。
早速ですが今回羽化した個体はこちらになります。
1. 青紋紫紺(完全体)
通常の紫紺に見えますが、青紋(ホモ接合)です。青紋の特徴で前胸は艶消しでマットな質感です。上翅のザラつきや皺はある程度個体差・ライン差があったりして、やはり写真では伝わりきらない部分もあります。できれば実物を見て見慣れるのが良いでしょう。





2. 青紋紫紺系
紫紺系(中間色)に青紋がのったタイプです。
「青紋紫紺」といえば、このような発色をイメージされる方が多いかと思います。しかしあくまでも紫紺の中間色ですので、このタイプを数世代にわたり100%固定!というのは出来ないと考えています。これを高確率で狙って出す方法は1.×3.です。






青紋範囲が広がった個体は格別の美しさがあります。範囲の狭い個体は上翅の両サイドに小さく発色します。青紋部分が通常の濃い青〜紫色に変化するのもポイントです。
3. 青紋(ノーマル寄り)
一般的に青紋の通常色として出回っているやつです。2. のインラインから一定数出ます。前胸がやや緑っぽかったりと紫紺の影響は受けていることは分かりますが、何も知らずにパッと見せられると言い切れないと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。
