ルニフェルホソアカクワガタ |飼育記録VOL.2

ルニフェルホソアカクワガタ
Cyclommatus lunifer
インドネシア スマトラ島 ジャンビ

前回の飼育記録はこちらから
今回はWF1→WF2までの飼育記録になります。メスは自力ハッチ後に回収。少食ですが餌切れNGだと思います。Lightさんのクォーターカッターでプロゼリーを4つ切りし、メスに関しては食べ残す前提で週1度ペースでゼリー交換を行いました。

産卵セット

引き続き材は使わずマットのみで産ませます。市販の生おが微粒子マットにホソアカの使用済みマットをブレンドしたものを十分加水し、底半分をしっかり加圧。容器はいつものコバシャ小で2セット組みました。

2025.3.12
第一回目の割り出しで十分な数の幼虫・卵を確保。飼育の場合輸送の負荷が無い分成功しがちなように思いますが、飼育個体の方が意外とクセがあるという意見もあります。上記の通りメスの管理には一番気を遣いました。

幼虫飼育

3月中旬に初令初期で発酵マットを詰めた800ccボトルに投入。今回は1セットから得られた50頭をボトル管理しましたが、環境構築が上手くいかなかったためか、予想を超える数がボトル内で★になりました。加齢せずに小さいままの幼虫も見受けられます。

前回の飼育では割り出し遅れで2令投入になってしまいましたが、安全で死亡率の低い飼育を目指すのであれば、安定した2令以降でのボトル投入が良いのかもしれません。

飼育温度は一貫して室温の19〜20℃。ラックの最下部で管理していたため、実際の温度は-1℃程度ブレがあると思います。ちなみに今回飼育している産地はジャンビですが、同州でさらに詳細産地として標高3000mを超えるクリンチ山(Kerinci)が挙げられます。温度を低めに設定した点は問題ないはずです。

2025.10.28
オスも前蛹〜蛹に。蛹室サイズが大きく期待が膨らみます。しかし本種はホソアカクワガタとしてはかなりスペースに余裕のある蛹室を作る傾向があり、これは糠喜びでした。

羽化個体

全頭1本返しでメスは7ヶ月・オスは8ヶ月ほどで羽化しました。羽化ズレ等は特に心配のいらない種類のように思います。大型個体になるほど頭楯の突出は大きくなり、テングホソアカの別名に相応しい見応えに。パスチュールやクプレオニテンス程ではないものの、胸部から上が若干緑がかっていて控えめな美しさを感じます。

●No.1 2025年11月3日 49mm
こちらは頭楯がよく発達しており、刺股状の先端が細くメリハリのある個体。

●No.2 2025年11月7日 49mm
頭楯は前方に伸びている個体。

●No.3 2025年11月3日 50mm
頭楯はやや横側に伸びている個体。


●No.4 2025年11月20日 50mm
頭楯の先端は丸みをおび、顎もやや太短く出ている個体。

●No.5 2025年11月29日 51mm
ここまでの最大個体が羽化。キクロの大型個体に特徴的な頭部のコンセント状の凹みが出てきました。頭幅など結構太めの印象ですね。現状残っているラストの蛹はさらに体重が乗っていそうで、すこしだけ期待がふくらみます。

●No.6 2025年12月19日 49mm
期待した割には全然小さかったです。レコードのレの字にも届きませんでした。

ちなみにメスは大体どれも約23mmほど。パスチュールより小型で、羽化した個体を見比べましたが、胸部の模様には個体差が無いようです。

敗戦!

WD購入から2サイクル目のルニフェルホソアカ。
まさかの半数のボトルは死亡しましたが、多少は幼虫期間を引き延ばせて前サイクルよりは親超えしてくれました。

しかし特大サイズは出なかったですし、それなりに育ったオスが複数頭いることで若干上振れする個体も出てきてくれた感はあります。数抱えるのも戦略のひとつだと思うのですが、根本的な飼育を変えないと届かないのは間違いなさそうです。

コフキ系ホソアカに試したい餌がありますし、飼育は続けます。実は昔上手く使いこなせなかったメーカーなのですが、今なら伸ばせる気がします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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