ルニフェルホソアカクワガタ |飼育記録VOL.1

ルニフェルホソアカクワガタ
Cyclommatus lunifer
インドネシア スマトラ島 ジャンビ

明けましておめでとうございます!(投稿日2025年元旦でした〜)
当ブログも始めてからいよいよ4年目に突入!初めの頃は採集くらいしかあげるネタがなかったのですが、いよいよ飼育の方も充実してきたなという実感があります。今年もたくさんの方に見ていただけるよう頑張ります!それでは早速ですが本題へ。

ルニフェルホソアカクワガタ 野外採集個体

成虫入手
2024年5月3日、スマトラ島ジャンビ産の野外品を入手。
マレー半島、ボルネオ、スマトラ島と本種の生息範囲は広大ですが、カナリクラトゥスのような亜種分類は無いようです。とはいえサイズ伸びやすい程度の特徴は大いにありそうなので気になります。ちなみに現レコードはスマトラ産のようですね。少しプレッシャー!

産卵セット
1セット目は栄養フレークのみでセットしたのですが、卵で取り出したら溶けて孵化率ゼロという残念な結果に。試し割のつもりで追加を期待していたんですが、その後メスがお亡くなりであっけなく終了。そして2セット目は今年の「むしフェスタ福島」にて購入したキクロ用産卵用マットを同ケースに詰めたセットで挑戦。反省点を活かしてあえての放置を敢行!7月初旬に初2齢幼虫を4頭回収。本当は初令初期で取り出したかったんですけどね、小型キクロあるあるの加齢早すぎる問題と、絶対卵溶けロス回避したかったので仕方ないです。

ちなみにホソアカの野外品で大当たり引いたことは少ないのでなんとも言えないですが、このタイプのキクロは材があった方が無難そうですよね。しかし初令初期から諸々調整したマット食わせた方が後々の成長に良さそうな感じが私の中ではあります。それに「材産み→卵で取り出す」は個人的に何か違うんですよね。そんな理由ですが私はマットのみの産卵に拘っています。

幼虫飼育
回収した2齢幼虫は、雌雄の判別無しで高水分の発酵マットを詰めた硬質クリア800ccボトルに投入。いつも通りボトル下半分は嫌気変色していますが、生育に全く問題はなかったです。10月下旬にメスの蛹化、11月中旬にオスの蛹化を確認しました。孵化→羽化までちょうど半年ほどで羽化しており、カナリクラトゥスなどと同様に相当サイクル早い印象です。管理温度は一貫して20度なんですが、大型を狙う際はもっと冷やしていい感じはしますね。今回4頭中無事羽化したのは3匹、1オス2メスと累代するには丁度良いバランスです。

2024年11月18日 オスの蛹化を確認

同12月下旬、オスの羽化を確認しました。翌2025年1月1日、掘り出して撮影!小型種なだけあって固まるスピードは早そうです。ルニフェルらしい形にはなりましたが、47.6mmとまだ伸びしろしかないサイズです。

ルニフェルホソアカクワガタ

前に張り出す頭楯がとてもカッコいいですね〜。これはコフキ系キクロ全般で思っているのですが、写真より現物の方が圧倒的に魅力が伝わる種類だと思います。余談ですが今年はパスチュールも飼育したいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です