今回の記事は晩夏の風物詩、ヒメオオクワガタ採集です!8月のオオクワ灯火採集に続き、再びドルハンさんにお世話になります。高速バスのステーションで待ち合わせ、採集地付近に移動してから車中泊しました。
目が覚めると朝です。夜明けと共に霧が消え、雄大な山々が現れます。東北の山岳地帯ならではの美しい景色とひんやり澄んだ空気に癒されますね!ドルハンさんが3人分用意してくださったクラムチャウダーのカップ麺を啜ります。高標高地の夜はかなり冷えるので、暖かい食べ物がより美味しいですね!一気に元気が出ます。腹ごしらえを済ませ、最後の同行者さんが集合したところで、目的地に出発です!林道入り口に車を止めて、ここからは登山です。水4リットル、1日分の食料を背負い、林道入り口を後にします。ここから折り返し地点まで約4時間、ブナ、カンバ、ヤナギ群落をひたすら進み、ヒメオオを探します。しばらくはクワガタの影もなく、黙々と進みます。入りやすい場所は既に先行者が採集しているのかもしれませんね〜
登山開始からだいぶ時間が経ちましたが、ようやく本日初のヒメオオが同行者さんの手によって採集されました!低木に山葡萄の蔓が絡んでいるという、普通であればスルーするような場所でヒメオオを発見してしまう実力に驚きです。ヒメオオが採集されたところで他のメンバーのやる気がMAXになります!その後も林道を少し進んだところのヤナギとカンバにヒメオオが。なかなか自力で最初に見つけることができずにいましたが、枝先の微妙な違和感を見つけることが重要だと教えていただきました。
さて、ここまでは苦労もなく進んできましたが、ここからは道なき道です。林道は笹で覆われ、進む者の行手を阻みます。網で道を切り開きながら進むので、長袖手袋を装備していなければ手を怪我をしてしまうでしょう。体力をじわじわ消耗させながら先へ進むと、日当たりが良く開けた場所のヤナギの高い位置にヒメオオがくっついています。2箇所から落下したのを確認しましたが、なんと網には1匹も入っていませんでした。悔しい事ですが位置的にも撮りづらく、さらに高所で位置感覚が狂うので仕方ないですね。さらに少し進んだ先でカンバの枝先に怪しい影があると思い、長竿を伸ばして揺らします。わさわさしても微動だにしないのでどうやらヒメオオが齧った痕ではないかと思います。今回は忘れていましたが、こういう時には双眼鏡があると役に立ちますね〜
少し進んだところで休息をしている間にドロドロの樹液が出ている木を発見しました。もう少し低地であればミヤマが沢山いてもおかしくないような木です。飛び回るスズメバチを警戒している間に同行者さんがスジクワのメス3匹を発見!道路を歩いていたりと、いつも意外な場面で出くわすことが多い種です。
少し開けたところに出ました。ヤナギの合間から入る陽光が気持ちの良い場所です。と、ここでようやく自力でヒメオオ発見!!目線よりやや下あたりの低木ヤナギの枝にくっついていました。ヒメオオを発見でき、さらにいい写真が撮れ、正直ホッとした瞬間です(なかなか発見できず、焦っていました)。その後も似たような低い位置にいるオスを1匹採集することに成功です!
さらにいくつもの笹藪を突破し、ようやく最奥の開けた所に到着です。少し藪漕ぎしたところで、同行者さんと私で1匹ずつヒメオオを発見しましたが、先に入った人がいたか、季節的問題なのか、それ以上の追加は無しです。
どうやら上りでかなりの時間を使ってしまったようで、帰り道はなるべく急いで下りなくてはいけません。まだじっくり観察したい枝先が山ほどあるのですが、やはりそうも言ってられないようです。下り道での追加は1匹だけでしたが、急いだ甲斐あってなんとか日没前に下山することができました。
本日の成果 ヒメオオクワガタ
最後にルアーケースを持って集まり、今日の成果を撮影します。天気も良く、アクシデントも無くで最高の採集となりました。今回もドルハンさん並びに一緒に採集したお二方、本当にありがとうございました。有難いことに1ペアお持ち帰りさせていただきました。
今回の成果(4人合計)
ヒメオオクワガタ♂4♀5/アカアシクワガタ♂1♀1/スジクワガタ3匹
まだ学生なので採集とか1回しか行ったことなくて羨ましいです!!
ヒメオオおめでとうございます!
ヒメオオは電車バスだけだとかなりハードル高いですね。
高校生の頃は何度も挑戦しましたが、初採集は大学に入ってからでした。
ちなみに私もまだ学生です!