スペキオススホソアカクワガタ |飼育記録 ベララベラ島vol.1

スペキオススホソアカクワガタ 58mm

スペキオススホソアカクワガタ
産地 ベララベラ島
累代 CBF1

ベララベラ島産のスペキ、国内ではCyclommatus speciosus anepsiusとして流通していますが、Dooseok Yi著の『Lucanidae of the World』では、ssp表記となっています。内歯が大きく発達し、真上から見た際に前にせり出している点、他産地で見られる脚の黄紋が無い点が特徴として挙げられます。


●幼虫飼育

コナラホダオガ粗粒子+クヌギ生オガ微粒子をブレンドし、水分はやや多めに設定。温度は22℃前後、メスは5ヶ月、オスは幼虫期間6〜7ヶ月で羽化しました。真面目にマット飼育を考えたこともあり、ベストサイズは前回の最大55.0mmから→58.8mmと着実に自己ベスト更新。今回はオスとメスを同じ環境下で飼育したため、メスもしっかり大型に育っております。次こそは60mmUPを目指したいところです!

スペキオススホソアカクワガタ 羽化の瞬間

羽化個体の一部はイベントやヤフオクに出しました!

●掘り出し〜ペアリング
羽化後メスは1ヶ月半、オスは2ヶ月で摂食を開始します。そもそもメスの方が羽化が早いのもあり、1ヶ月〜2ヶ月ほど羽化ずれが生まれる形となりますね。また本種は温厚なメタリやエラフスと比して気性が荒くメス殺しの多い種ですので、ペアリング期間は1日のみに設定しています。(基本的に成熟済みのペアであればすぐにメイトガードするはず)今季多忙にてペアリング解除が遅れたため、1メスが犠牲になってしまいました(>_<)
今季の親種はもちろん58mmのオス。他の個体に比べて顎がすらっと伸びていて、サイズが稼ぎやすいのでは?という感じです〜

●産卵セット
スペキの産卵難易度はかなりやさしいと思います。産卵用マット+使用済みマットをブレンドし、ハンドプレスで詰めていきます。水分量は底面が少し嫌気発酵(黄色っぽい変色)するくらい多くても大丈夫です。多すぎても良く無いので、その辺の塩梅は大事です…..。私は入れませんが材はお好みで。難関種は除き、基本飼育品のキクロはマットで十分産むと思います。最後に水苔を散らし、ゼリーを入れてセットは完成〜。今回はメスがたくさんいるので、3セット分用意しました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です