ケルブスミヤマ (ヨーロッパミヤマクワガタ)
Lucanus cervus cervus南フランス産
生体入手
2023年10月28日、虫の兄ちゃん様から飼育CBF2の成虫ペアを購入させていただきました!イギリス留学中はロンドン近郊で街頭巡りなどしたのですが結局見つけることが叶いませんでした。(公園の看板では本種の画像がよく貼られており、実際生息しているかは定かではありませんがイギリスにおける認知度は高いようですね。)ヨーロッパ諸国は基本的に情勢も安定しているので、いつか森で拝める日が来ることを楽しみにしています。



顎のワインレッドが非常に美しい虫。お上品な虫ですよね//

2024年4月19日
羽化から半年以上が経過したので、11°管理のセラーから取り出して様子をみました。程なくして摂食を開始しました。1週間ほど餌を与え続けペアリングしたところ、翌朝しっかりメイトガードを確認。気性が荒そうなので一旦別居させて産卵セット組みました。
産卵セット
MDクラフトマット、黒土を半々で混ぜたコバエシャッター小の容器にセットに投入しました。セット温度20℃、加水量はやや多めに設定し、底5割は軽く押し固めました。(種類的にもガチ詰めの必要はないように思います)
2週間ごとに割り出しました。あまり密集して産まない感じはしたので、大容器を使うか小容器で頻繁に割り出したほうが採卵数は上がるかもしれませんね。ただし他の種に比べると若干卵はデリケートなように思います。割り出し中に1つ潰してしまいました。(ツヤ・マルバネよりはマシだと思いますが….)
1回目 5卵
2回目 15卵

セット開始から1ヶ月後ですが、メスはまだまだ元気ですので、順調なように思います。最初に採卵した卵はしっかり膨らんでいたので無事累代可能となるはずですね。個人的にホームセンターの黒土が使えたのが面白かったです。分解された腐植土と火山灰系?のザラザラした微粒子の成分が混ざっているものです。採取地は関東平野なので関東ローム層の土壌が混ざっているんでしょうか….まあ何より個人的にはコストも全然かからないのでとても嬉しいです!笑(現在ミクラミヤマでも試験中..)
最後までご覧いただきありがとうございました。