タウルスヒラタクワガタ(ジャンペアヌス)
Dorcus taurus jampeanus
産地 インドネシア タナジャンペア島
成虫入手
2025年4月6日の即売会「SB」にてStag_Beetle_Japan氏のブースから購入。出回りにくい貴重な亜種にも関わらず、とてもお買い得で驚きました。累代はCBF3、2024年12月羽化です。


一部を除き生息する各島で普通種に位置付けられるタウルスですが、タナジャンペア島(Tanah Jampea)からの虫は長らく入荷が途絶えており、今後もWILDの期待できる産地ではないようです。
産卵セット
雌雄ともに十分な摂食が見られたため、即ブリと判断しペアリング。
産卵セットはコバシャ小ケースにホソアカクワガタ羽化ボトルの使用済みマットを固く詰めました。カリマンタン亜種も過去に同様のセットで数を確保できており、劣化前ではあるものの適度にバクテリアが回っているマットを好むかもしれません。
2025年4月29日
壁面に多くの卵が見えたため一旦割り出しました。有精卵を15程確保できたため再セットしました。

かなり積極的に幼虫を食べるようで、数を確保したい際には頻繁に割り出すのが良い気がします。孵化率も非常に良好でした。
幼虫飼育
最終的に3コンテナ分(幼虫48頭)を800ccボトルに投入しました。2種の生オガ発酵マットをブレンドし水分多めに加水してガチ詰めました。こまめに卵で割り出して初令初期でボトルに投入を心がけました。
2025.9.20
成長はややバラツキがあるものの3齢への加齢を確認。
2025.11.17
オスの幼虫が壁面に姿を現してきました。


メスは早くも前蛹〜蛹に移行している個体も多く、完全に交換タイミングを逸した可能性高そうです。急ぎレコ特集を見返して知ったのですが、割と低温でも幼虫期間短いんですね。
良質な餌のストックが足りず、数頭の幼虫を安価な生おがマットで飼育したのですが、早期で成長し切ってしまい体重も全く乗っていないようです。
2025.11.19






オス判別をしたうちの一部のみで交換を実施。最大で13.6gと良く体重は乗っていますが、やや色づいており交換後の伸び代については微妙なところ。やはりもう少し早く交換すべきでした。
とはいえ1本返しではボトル内密度の低下による体重ロスが懸念されます。初飼育で何が良いのか判断が難しいのですが、次からは適切な交換タイミングを意識しないといけませんね。
初飼育のジャンペアヌス、羽化が楽しみです。
